2020年7月豪雨災害の災害廃棄物量の推定(速報)について

国土地理院で公開されている浸水想定図https://www.gsi.go.jp/BOUSAI/R2_kyusyu_heavyrain_jul.htmlを用いて,球磨川人吉市周辺,佐敷川芦北町,大牟田市,筑後川での災害廃棄物量の推定を行いました。

推定は,(1)浸水深3.3m以上を全壊,(2)浸水深1.5m以上を全壊で算出しています。括弧内の数字は対象地域の一般廃棄物処理量からみた相対的災害廃棄物量です。

球磨川人吉市周辺:(1)16.6万トン(12.9年),(2)25.7万トン(19.9年)

佐敷川芦北町:(1)1.9万トン(5.0年),(2)3.6万トン(9.5年)

大牟田市:(1)38.9万トン(10.3年),(2)63.6万トン(16.8年)

筑後川(福岡県久留米市,筑後市,大川市,小郡市,朝倉市,大刀洗町,大木町,佐賀県鳥栖市,神埼市,吉野ヶ里町,上峰町,みやき町):(1)24.6万トン(1.1年),(2)59.4万トン(2.7年)

相対的災害廃棄物量からみると,人吉市もそうですが,大牟田市の被害が甚大であり,外部からの応援が必要であることがわかります。また,筑後川は,福岡県,佐賀県に跨がっており,両県の連携が重要であるかと思います。例えば,福岡県と佐賀県における処理方針,分別など,できるかぎり標準化することが求められるといえます。

shpファイルが必要であれば,平山准教授(hirayama.nagahisaアットマークnagoya-u.jp)まで連絡下さい。

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