2022年3月22日,FWP(Fire Water Project)研究会ワークショップ「これからの地域消防水利と管路の維持・更新を考える」を,水道技術研究センター第1会議室+オンラインにて開催された。科学研究費補助金挑戦的研究(萌芽)「人口減少社会における地域の消防力確保に関する分野横断的検討」(課題番号:20K21056)の研究の一環として実施されました。
第1部では,総務省消防研究センター細川部長,横浜市水道局,新潟市水道局からの事例報告がなされた。第2部では,東京都立大学小泉明特任教授,東京理科大学関澤愛教授,名古屋大学(元名古屋市消防局)木全誠一氏,水道技術研究センター(元横浜市水道局)清塚雅彦氏をパネリストとして迎え,パネルディスカッションを行った。パネルディスカッションでは,人口減少社会を迎えるにあたって,市民の安全・安心を守るミッションを共にする消防と水道において,技術,現場で活用できる情報共有,人材,持続可能な地域の経営,協議から連携に,といった議論がなされた。オンライン278名の参加があり,地域の消防力確保に向けた,今後の消防と水道との分野連携に向けた具体的な研究や取り組みにつながることが期待される。